ハタユキコ

ハタユキコ『おんぶ幽霊』

作家:ハタユキコ
『おんぶ幽霊』、2014年

ハタさんの絵で特に惹かれる点は2つある。ひとつは鮮やかな色彩で、もうひとつは絵を読ませるギミックである。

絵の背景は、ぜひ東新宿のぼくのうちに来て見て欲しいくらいに、青色がめざましく美しい。モチーフやテキストを「読む」と、「おんぶ幽霊」や「日本海戦争」という文言から、現実に起こらなかった「太平洋戦争」とは反対の概念が提示されているのだということがわかる。上昇のイメージを反転させるように、左下方向へ下降していくように見えるブルーインパルス。本来は兄におぶわれ守られるはずの妹は、赤子から育ち、関係を逆転させ、四肢欠損した兄(の屍体)をおぶっている。向こうを向いたかざぐるま。

この「後ろ向き」というポージングは、2014年のカオス*ラウンジによる展示「リトル・アキハバラ・マーケット」でもヒマワリを描くのに用いられていた(『ワンダフル・ニッポン』)。

幽霊画展2014:http://retake001sub.wix.com/yuureigaten2014#!「おんぶ幽霊」/zoom/c14fl/image1xvu

リトル・アキハバラ・マーケット:http://www.chaoslounge.org/#!about-1/c205b
『ワンダフル・ニッポン』:http://hatahatayukiko.wix.com/human-complex#!【ワンダフルニッポン】/zoom/c91h/i10rco

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